日々前進。

発達障害のむすこについての備忘録。

気のきかない人間になる。

だいたい40年くらい生きてきて、特にここ20年位は、人と付き合ううえで“多少気のきく、きいた人間になりたいな~”なんて思っていた。まあ、全然気のきいた大人にはなれなかったのだけれど。

むすこと暮らしていると、気のきかない人になるくらいがちょうどいいのね、と思いまして。前に紹介をした本にも書いてあるし、子育てとはどこでも誰でもそういうもんかもしれないけど、わざわざブログに書くくらいにそう思った。

元々コミュニケーションが苦手だし、要求言語がでにくいむすこ。「かして」「ちょうだい」「てつだって」の言葉をひねりだしてもらうため、気のきかないめんどくさい人になるのです。

むすこが服を着る時に服の向きがわからない場合。わたしに助けを求めてくるのですが、それに対して「あれれれ?お母さんもわからないぞ?あれ?あれれれれ?」なんて更に服を裏返してみたりします。そしてむすこが「変になっちゃった」「(服の向きを直すことが)できない」「てつだって」の言葉が出せたら、それを直すのを手伝って、最終的に褒めまくります。毎回そこまでやらないけど、時間と気持ちに余裕があるときは、やる。

わたしが出掛けに忘れ物をしたとき。主にスマホなので取りに帰りたいけれど、一度玄関を出て、すぐに部屋に戻るなんてむすこは許してくれない。「おうちかえらないよ!おそとにいく!」と大号泣。でも、そんな泣いて暴れるむすこを抱っこして(ハトヤ状態)、ちゃんと確認せず家を出た数分前の自分を呪いつつも階段をね、あがるんです、4階まで…。それを何回か経験したらですね、わたしが忘れ物をしてしまったときに「かっかスマホわすれちゃったね」って言って、家に戻ってくれるようになったんです。しかも、忘れ物をしたわたしをちょっとからかう感じで。


毎日毎日、成長してるんだよな~。昨日のむすこをわたしは知らないレベルで。本当に凄いと思うのは、今のところ出来なくなったことはないということ。全部出来るようになってるんだよな。すごすぎる。

信号待ちの時に、むすこと手を繋いで青信号に変わるのを待っている時。しゃがんでむすこと目線を合わせたときに、あまりにも小さくてびっくりする。いろいろ求めたり比べたりするけどさ、産まれてからまだ5、6年?若すぎやしませんかーーー!本当に求めすぎだ。

わたしの6年後、生きていなきゃいけないけど、どんな人になってんだろ。がんばろ。


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